いったい何が起きたんだ…入社後1ヶ月経たずにやめていく新人たち
五月病を待たずに退職していく新入社員。会社の問題だけでなく、自分都合なことも。
楽しかったGWも終わり、いよいよ5月。新しい環境になんとなく馴染めず、会社に行きたくないな、やる気が出ないな…と「五月病」に悩まされる人が出てくる頃だ。
しかし、それ以前に会社をやめてしまう人もいるという。
■1ヶ月以内に辞める新人…
しらべぇ編集部が全国20代〜60代の男女1,332名を対象に「入社1ヶ月以内に会社を辞めた人を知っている」かどうか調査したところ、全体の34.2%は「知っている」と回答。3人に1人は、知人にスピード退職を決めた人がいるのだ。
人生経験も増えるし、年齢が上がれば多いのか…と思いきやそうでもない。
もっとも多いのは、30代の女性。「あの人、1ヶ月で辞めたんだってー」と噂が回りやすいのかもしれないが…45%越えはかなりの数字だ。
なぜ、そんな速さで決断したのだろうか。
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①本当に「職場がやばい」
「私が新卒で入った会社に、中途入社した女性。初日に『お先にお昼いただきます』と笑顔で会社を出て、そのまま戻ってきませんでした。未だに会社では伝説になってますね。
いい会社なのですが、その人の配属された総務だけは銀行上がりの強烈なオジさんと、超絶キツイお局様がいたので、みんな『あそこだったら、あり得る』と思ってましたが。1か月どころか3時間の同僚でした」(40代・女性)
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②そもそも「仕事を理解してなかった」
「社員数1ケタのベンチャーで、総務や経理なんていない状態。そこに事務作業をメインで、営業もしてもらう…ということで入ってきたのですが、完全に事務員を想像していたようで。
営業先に連れて行っても微妙な反応、仕事をお願いしても微妙な反応。『申し訳ありませんが、思っていた業務と違いました』と1ヶ月持たずに退職していきました。なんでもやってもらうって募集要項にも書いてあるし、面接でも社長が念を押したはずなのですが…」(30代・女性)
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③夢を追う!
「かなりホワイト寄りな会社で、基本定時あがりだし有給も取れる。研修もしっかり1ヶ月。人に話すと羨ましがられる条件なんですけどね。それでもたまに、研修と同時に消える新人がいます。
働きたくなかったのかな? と思う人も多いですが、インパクトすごかったのは『やっぱり夢を追います!』と宣言した人。それ、入社前に気がつかなかったんですかね…」(30代・男性)
もちろん、1ヶ月以内に退職することは悪ではない。本当に「これはやばい」「違う」と思ったらすぐに行動するのもあり。病んでしまったり、体調を崩すくらいなら辞めるべきだ。
ただ、会社側も新人を採用する際には時間もお金も使っている。「まだ入って浅いんだからいいだろ」と、無断欠勤で消えたり、明日から出社しないといった、あまりにも勝手すぎる辞め方はしないように。
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(取材・文/しらべぇ編集部・たつきあつこ)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年3月24日~2017年3月26日
対象:全国20代~60代の男女1,332名(有効回答数)