ひとり酒のハードルは高い? 無職でも飲み歩く人がいる理由とは
お酒を飲む人でも、ひとりで飲みに行く人は少数。特に女性にとっては、勇気がいる行為のよう。
会社の人たちや友達同士で、お酒を飲む機会も多いだろう。しかしひとりで飲みに行くとなると、途端に敷居が高くなる。
しらべぇ編集部では、全国20〜60代のお酒が飲める男女930名を対象に調査を実施。「ひとりでお酒を飲みに行くことがある」と答えたのは、全体で20.6%と少ない結果であった。
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■女性はひとり飲みをほとんどせず
男女別では、男性のほうが多くなっている。女性がひとりでお酒を飲みに行くのには、なかなかハードルが高いようだ。
「お酒はみんなで集まって、楽しく飲むものと思っている。わざわざひとりで酒場に足を運んでまで、飲みたいとは思わない」(30代・女性)
しかし中には、一度はやってみたいと思っている女性もいる。
「ひとり焼肉と同じくらい、私にとっては勇気がいる。でもなんかひとりで飲んでいる女性ってかっこいい感じがするし、いつかは挑戦をしたいと思う」(20代・女性)
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■ひとりで飲みに行く無職・家事手伝いとは
職業別は、会社員が一番多い。仕事のストレスを、ひとり酒で発散しているのかも。専業主婦は1割を切っているが、置かれた立場を考えれば納得である。
「子供の相手もしないといけないので、ひとりになる時間自体がない」(30代・女性)
しかし無職・家事手伝いでは、2割近くの人がひとりでお酒を飲みに行くと答えたのだ。
「会社を辞めて一時期、家でのんびりしていたことがある。時間がいっぱいあるから、ひとりで飲みにもよく行っていた」(40代・男性)
引きこもり気味の人にとっては外に出ることでさえ勇気がいるが、仕事はしていないがアクティブな人たちもいる。そんな人が、ひとり飲みを楽しんでいるようだ。
「若者のお酒離れ」などの声もあるが、ひとりでお酒を楽しむ層は一定数いる。付き合いなどを気にしなくていい、気軽なところが魅力なのかもしれない。
(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代のお酒が飲める男女930名 (有効回答数)