本家超えのラーメン二郎インスパイア店はあるのか? 調査12回目『麺処 マゼル』
今回の調査初のG系まぜそば
ラーメン二郎を食べてみたいが、独特のルールがあり、行くことに抵抗があるという人も多いだろう。
そんな人は二郎への第一歩として、インスパイア店を訪れてみるといいかもしれない。
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■二郎系まぜそば
秋葉原から、徒歩1分。駅からの距離はとても近いが、初めて行く人には少々見つけづらい。
雑居ビルの脇に、縦置きの看板があるだけなので、気をつけて探さないと見逃してしまいそう。
矢印の方向へ向かいビルの中に入ると、6名ほどの行列。今回の目的である麺処 マゼルだ。店内はカウンター8席で、オープン直後にすぐ満席。ここは二郎系でもラーメンではなく、まぜそばがウリのお店。
味は塩と醤油の2種類。無料トッピングは、ヤサイ・ニンニク・アブラ・チーズ・カラメが増量可能。今回は醤油味の全トッピングを増量(700円・税込み)を注文。
着丼したまぜそばは、さすが二郎系と納得の量で、混ぜるのが困難そうだ。
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■ドーパミン分泌
計量してみると、1,646g(器あり)とラーメンとは違い、スープがないぶん非常に軽い。
ヤサイドームの頂上には神々しく鎮座する卵黄。そこに、粗挽きのブラックペッパーが振られている。
野菜は大きめにざく切りにされたキャベツともやしが良い歯ごたえで、卵黄が濃厚まろやかに包む。
麺はしっかりタレに絡み、まぜるたびに色が濃くなっていく。中太ストレート麺の弾力ある心地よいシコシコ食感が特徴。そこにコショウのピリッとした香りと刺激的な辛みが、直接脳へ美味さを訴えかけてくる。
豚は一枚と少ないが、肉汁溢れるジューシーな出来に麺との相性は良い。汁ありのラーメンではなかっただけに、少し心配だったのだが、そこには二郎がいた。