過度なイジリについてどう思う? 女性や高齢層では不快に思う人が顕著に
いじる側は楽しくても、いじられる側にとっては苦痛を伴うことも…
その場を盛り上げて笑いを取るため「いじられキャラ」と称し、特定の人をいじっている場面を目にしたことはないだろうか。 いじる側は楽しめていたとしても、度の過ぎるイジリは対象者を深く傷つけ、嫌な気分にさせてしまうこともある。
そのため、しばしば「いじり」と「いじめ」の境界線について議論されることも。中には、過度なイジリを目にした時、違和感を抱く人もいるのではないだろうか。
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■6割の人が過度なイジリに不信感
そこで、しらべぇ編集部は、全国20〜60代の男女1,589名を対象に調査を実施。その結果、全体の62.9%が「過度なイジリには不快感をいただいてしまう」と回答した。 2人に1人が過度なイジリを快く思っていないようだ。
なお、男性58.8%に対して女性66.9%と、女性のほうがイジリに敏感である様子が見受けられる。
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■高齢層はイジリに敏感なのか?
さらに、男女・年代別にこの割合を振り分けていくと…
すべての世代で女性が男性の割合を上回っており、40代女性では73.2%では同性代の男性と10ポイント近く差をつけて最多。60代女性も72.8%と僅差で続く。
一方の男性陣は年齢と共に割合が増えていき、もっとも高いのは50代男性で66.9%。また、男女共に20代の数値がもっとも低くイジリに寛容的である様子も見受けられる。男女・世代別によってイジリに対する認識に大きな隔たりがあることが判明する結果となった。
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■雪深いエリアに多い傾向も
では、どのような人が過度なイジリに不信感を抱いているのだろうか。まずは、エリア別に見ていくと…
もっとも割合が高いのは、東北地方で77.2%と突出している。北陸地方(71.4%)、北関東地方(70.7%)が7割台で続き、なぜか北日本や雪深いエリアに不信感を抱く人が多いようだ。
一方、もっとも過度なイジリに対して寛容的なのは、甲信越(52.3%)で全体平均を10ポイントも下回った。なお、今回の調査結果から、ゴシップ好きでさえも過度なイジリを快く思っていないことも判明。
「愛のあるイジリ」という言葉で正当化してしまいがちな過度なイジリ。本当に愛があるのならば、受けての気持ちに寄り添ったコミュニケーションを取ることが大事なのではないだろうか。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国20代~60代の男女1,589名 (有効回答数)