取り返しのつかないことにも… 3割が「イライラするとつい手が出そうになる」と回答
都会の人は怒りをコントロール出来ている?地域によって傾向に差が…
どんなに怒りを感じても、手を出し人に危害を加えてしまった場合、一瞬で築き上げた社会的地位や信頼関係が全てが台無しとなってしまう。
ストレス社会の昨今では、怒りを予防し制御するための心理療法プログラム「アンガーマネージメント」が話題になるなど、感情をコントロールすることが自他ともに快適に過ごすための鍵となっているようだ。
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■3割がイライラで「手が出そうに」
しらべぇ編集部が、全国10代〜60代の男女1,721名を対象に調査したところ、全体の31.0%が「イライラした時つい手がでそうになる」と回答した。
なお、男性29.7%、女性32.3%と、女性のほうがやや割合が高いことが判明した。
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■年代によって大きな差
また、この調査結果を男女年代別に見ていくと…
若年層はまだ感情をコントロールすることが難しいのだろうか、もっとも割合が高かったのは男女ともに10代で、男性39.7%、女性39.0%であった。
社会的地位を得たり家族を持つなどし人生経験を積むと、怒りに任せて手を出した場合、取り返しのつかないことになると冷静に判断出来るようになるのだろうか、年代が上がるごとに割合が低くなっていくのが特徴的で、男女ともに10代と60代では10ポイント以上差が開いている。
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■都会は怒りをコントロール?
さらに、この結果を地域別で見てみると興味深い結果が…
もっともイライラしても手が出ないのは首都圏の人で25.7%。平均と比較しても5ポイント差をつけて割合が低い結果に。さらに、近畿地方が26.4%で続く。
首都圏や近畿地方などの都会は、人の数も多く満員電車や渋滞など、人と人との間で起きるストレスは多いはずだが、そうしたシチュエーションが多い分、怒りに対する耐性が鍛えられているのかもしれない。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国10代~60代の男女1721名 (有効回答数)