真岡市のアパートで会社員女性殺人事件 事件当時LINEで友人に「早くして」
アパートの室内で男性と刺された女性の間で一体何があったのか…
11日午前0時40分ごろ、栃木県真岡市八木岡のアパートで、駆け付けた警察官が20代の男女2人が倒れているのを発見。2人は搬送先の病院で死亡が確認された。しらべぇ取材班は、栃木県警捜査一課などから話を聞いた。
■「元彼が連れ去った」
捜査一課によると、11日午前0時40分ごろ、真岡市八木岡のアパート付近を警ら中の警察官に、「元彼が友人を連れ去った」などいう申告があった。
そのため、警察官が窓を割って室内に入ったところ、アパートに住む会社員の男性(29)と宇都宮市内に住む会社員の女性(21)が倒れていた。
男性の胸部には、包丁が刺さっており、女性には15箇所の刺し傷があったという。救急隊が駆けつけたときには、両名ともに、心肺停止状態で、男性は三次医療機関に搬送されたが、同日午前3時50分に出血性ショックで死亡。女性は二次医療機関に搬送されて、午前2時37分に出血死した。
同課は男性が女性を刺した後、自分の胸を刺して自殺した可能性があるとみている。
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■「交際相手の束縛が嫌に」
約1年前から男性と元交際相手がこのアパートに住んでいたが、9日に「交際相手の束縛が嫌になった」と女性が家を出た。
そして、11日午前0時ごろ、部屋の荷物を引き取るため、この女性と知人男性と知人女性3人でアパート前にやって来たところ、女性が「部屋に戻りたくない」と言ったため、知人女性が部屋に入った。
部屋に入った女性と外にいた知人男性とは、通話状態のままで「部屋に男がいる」と話していたが、途中で通話が途絶えたという。外にいた2人は、トラブルを避けるため、アパートから離れた。
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■被疑者死亡のまま送検へ
その後、電話ではなくLINEで「警察を呼んで」というメッセージが。そして、午前0時40分ごろ、知人女性から再び電話で「血を流している」と元交際相手に連絡が入った。
その後、「早くして」という電話連絡があり、それが最後となった。付近の防犯カメラには、室内にいた男性と知人女性が2人で部屋を一旦出て、また部屋に戻る姿が写っているという。
捜査関係者は、「関係者の聞き取りなど、所要の捜査を行ったあと、被疑者死亡のまま送検になるのではないか」と話した。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)