薬局のマスク売り場に「置いてあったモノ」 スタッフの気遣いに感動
もはやマスクを置いてある店の方が珍しい昨今。しかし一部薬局の店頭には…。
新型コロナウイルスをめぐる騒動は未だ収束に目処が立たず、コンビニや薬局の店舗からはマスクが姿を消している。しかし、しらべぇ編集部が訪れた薬局ではあるアイテムが設置されていた。
■目に飛び込んできたのは…
記者(私)が、都内の薬局を訪れたときのこと。(今日も売り切れだろうな)という気持ちでマスク売り場を見ると…。
なんとそこには商品としてのマスクがない代わりに、ハンドメイド製のマスクが展示されていたではないか。急いでレジまで引き返し、スタッフから話を聞いてみることに。
関連記事:メルカリで2箱6千円のマスクを購入 出品者の正体に「切なくなった…」
■手作りマスクの事情
確認したところ、薬局のブログにて手作りマスクの作り方を紹介しており、買い占め騒動に苦しむ人の手にマスクが行き渡る方法を模索しているとのこと。
マスクが入荷した際は展示マスクを片付けるものの、基本的には「安心の象徴」としてマスク売り場に置いているという。
関連記事:ゴミ箱から使用済みマスクを漁る男性 “ある法則”に愕然とした
■手作りマスクの注意点
心強い手作りマスクのアイデアだが、制作する際には注意すべき点も。ハンカチを使用して作成するケースもあるが、ガーゼを使用する際は決して必要以上に購入しないことを念頭に置きたい。
ネット上の声を見ると、「息子の皮膚炎治療のためにガーゼを買いに行ったら、どこも売り切れでした…」「家で病気と闘わなくてはいけない人がいる家庭にとって、薬局のガーゼが品薄なのは本当に死活問題です」といった声が少なからず上がっている。
マスクの買い占めによるしわ寄せが、ガーゼ不足を引き起こす結果を招いている。買い占めは自分本意な行為であることを、重々理解してほしいものだ。
・合わせて読みたい→相次ぐトイレットペーパーの買い占め 現地で何が起きているのか
(文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)