数百円だったカセットテープ、20年の時を経て叩き出した「現代価格」に驚きの声
カセットテープの価格が高騰していると話題。その理由をリサイクルショップに問い合わせてみた。
「温故知新」という言葉もあるが、技術の進んだ現代からすると「時代遅れ」としか思えないアイテムが思わぬ再評価を受けるケースは決して珍しくない。
ツイッターを中心とするネット上では現在、「カセットテープの価格が高騰している」と話題に。
■2001年に生産が終了
カセットテープは、20世紀後半に広く普及。安価なこともあり、レコードのダビングやラジオ番組の録音などの用途で幅広く使われていた。
しかし、1980年代に台頭したCDやミニディスク(MD)の登場によって、陰の存在となったカセットテープは、2001年に生産が終了。しかし、ここ数年で再評価が始まっているという。
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■価格が高騰している理由
なぜ、今となって価格が高騰しているのだろうか。カセットテープを多く取り扱っている「ハードオフ名古屋覚王山店」の店長に直撃してみることに。
「メーカーが生産終了しているので、未使用品が減って価格が高騰しています。とくにカセットテープの中でも音質が良いメタルテープというものが人気です。もともとの値段は数百円程度ですが、当店では7,000円~15,000円という価格で販売しています。」との回答。
ちなみに、ここ数年で購入者は増えている一方で、売りに来る件数は減っているようだ。