痴漢で逮捕されたオネエタレントが地上波テレビ出演し炎上 取り上げられなかった司法の闇
全身真っ黄色のコスチュームで町中を徘徊し、「リアルピカチュウ」と呼ばれている濱田雄馬がテレビ東京に出演し話題を呼んでいる。
これは春の珍事か、放送事故か、それとも確信犯なのか? ゴールデンタイムの地上波に”痴漢”が出演して、物議を醸している。
番組はビートたけしや国分太一がMCを務めるテレビ東京『23時の密着テレビ「レベチな人、見つけた」』で、問題の回は27日に放映されたもの。番組は街角で見つけた奇抜な格好をした人に密着する企画で、その中にいわく付きの”問題児”が含まれていた。
■「リアルピカチュウ」で知られる
問題となった人物は、同性愛者でオネエタレントと称する濱田雄馬。芸能事務所やネットメディアの代表と名乗って、全身真っ黄色のポケモン・ピカチュウのコスチュームで町中を徘徊し、「リアルピカチュウ」と呼ばれ、一部では知る人ぞ知る御仁だ。
濱田はYouTuberからインタビューを受けることが多々あり、そこでは10年以上、芸能事務所を続けていると主張する。ただ、法人化しているわけでもいない自称”芸能事務所”で、所属者は1人しかいなく、現在は開店休業状態だ。
運営するメディアにいたっては、登録者が200弱のYouTubeチャンネルを開設しているだけなのだが、それを以てネットメディア代表と称して、プレス待遇で各種イベントに侵入していることが確認されている。
他方、『笑っていいとも』をはじめ、テレビや映画に「ちょい役」で出演していて、マツコデラックスやブルボンヌなどに比べたら格落ちだが、オネエタレントとしてはそこそこ認知されている。
関連記事:女性救命士の股間をわしづかみした男性 逮捕後に持病発覚で意外な展開に
■痴漢で逮捕され全国紙が報道
さて、その濱田の名を全国に知らしめたのが2018年4月17日のことである。当時の報道や取材した記者の証言から事件を再現する。
濱田は同日19時32分〜41分頃にかけ、小田急小田原線の下北沢−登戸駅を走行中の列車内で、前に立っていた男子大学生(20)の股間をズボンの上からムギュッとわしづかみした。
ひょっとしたら、それだけでは事件にならなかったのかもしれない。ところが、相手が抵抗しないと見るや濱田は犯行をエスカレートさせ、男性のズボンのチャックを下ろして手をまさぐり入れ、パンツの上から陰部を弄んだ。
大学生はとっさの出来事に面食らいながらも、冷静に「触りましたよね」と腕をつかむと、濱田は神妙な面持ちで「すみません」と謝罪。そのまま電車からホームに降ろして現行犯逮捕され、駆けつけた多摩署員に身柄が引き渡された。濱田は容疑を認め、全面自供した。