【2016年は申年】初詣に行きたいサルに関係した社寺3選
きたる2016年は申年だ。知恵のある猿は、サルカニ合戦では悪役としてこらしめられる一方、桃太郎ではお供として活躍する。
そんな猿を神様の使いなどとして祭っている社寺がある。お参りに行く人の参考に紹介しよう。
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①子猿を抱いた夫婦の猿
東京都千代田区にある日枝神社は、全国でも指折りの参拝者数となる神社の1つ。東京メトロの溜池山王、赤坂見附、国会議事堂前などから、それぞれ歩いて5分ほど。
正月三が日は元より、仕事始めの後も近隣のビジネスマン、議員会館が近いこともあって国会議員が多数参拝する。
祭神が山の神様、大山咋神(オオヤマクヒノカミ)であることから、神様の使いとして社殿の左右に夫婦の猿が安置されている。
猿が「エン」と呼べるため縁結びとして 猿が子供を大事にすることから子宝、安産などのご利益もある。ちなみに社殿に向かって左の母猿は子猿を抱いている。
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②寺にやってきた猿回しから
東京都港区虎ノ門には猿寺がある。
浄土宗のお寺で、正式には栄閑院猿寺(えいかんいん さるでら)。東京メトロ神谷町駅から歩いて5分ほど。一般的には同寺の東側にある愛宕神社の方が有名だろう。
寺にやってきた猿回しが縁となって、猿寺と呼ばれるようになったそうで、本堂前の左右に2匹の猿の像が、本堂の上の方に猿の彫刻が、境内脇には猿塚がある。
愛宕神社と一緒に、また先の日枝神社から直線距離で1キロちょっとのため、ゆっくり20分くらい歩いて訪れても良いだろう。
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③おばあちゃんの原宿にも
日本神話に登場する猿田彦神(サルタヒコノカミ)を祭っている神社は多い。おばあちゃんの原宿と呼ばれる東京都豊島区の巣鴨にも、猿田彦庚申堂がある。都電荒川線の庚申塚駅からすぐ。JR巣鴨駅から歩いて15分ほど。
巣鴨駅から巣鴨地蔵通商店街を通っていく場合には、看板に庚申堂(庚申塚)までの案内(赤丸部分)が出ている。
参道の長さは20メートルくらい、幅も広いところで3メートルと、千代田区の日枝神社に比べて、ごく小ぶりの神社。ただし両脇に2匹の猿がいるのは同じだ。
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■全国各地にいろいろ
都内にある3つの社寺を紹介したが、もちろん全国各地に日枝神社、猿田彦神社、浅間神社(こちらも神様の使いが猿)などがある。申年のお参りに行ってみてはどうだろうか。
最後に今回紹介した3つの社寺のお猿さんをアップでどうぞ。日枝神社、栄閑院猿寺、猿田彦庚申堂の順で、それぞれに趣きあるのが分かるはず。
(取材・文/しらべぇ編集部・県田勢)