半数以上が困っていた!褒められたら「どう返すのが正解か」問題


(kuppa_rock/iStock/Thinkstock)

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自分から「褒められて伸びる子」と発言するタイプもいるが、逆に「褒められるのが苦手」という人も少なくない。

しらべぇ編集部では、全国の20~60代の男女1,400名を対象に「褒められたとき返事に困る」人の割合を調査した。

 

■半数強が「褒められ下手」

全体では52.9%と半数強が「褒められたとき返事に困る」と回答。

よく「日本人はシャイだ」と言われるが、奥ゆかしさが美徳とされる文化も影響しているのか、褒められて「まぁね(当たり前じゃん)」とは、なかなかならないようだ。

男女別では男性が46.7%に対し、女性は59.1%とほぼ6割と高い結果となっている。

性別・年代別で見てみると

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20代男性が最少の38.6%、一方女性は62.9%で最多の数値となっており、その差は24.3ポイント。

20代は、褒められて「でしょう?」となる男性が多いのに対し、女性は“どう返したらいいのか、わからない”となっている割合の差が、大きいようだ。

さらに特徴別で数値が高く、あてはまらない人との差異が大きいものを見てみると

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「歌舞伎が好きだ」の68.1%は、そうではない人と比較して17.3ポイント差。伝統文化を好きな人は、やはり日本で美徳とされる「奥ゆかしさ」を重んじる感覚が強いのだろうか。

また、「セクハラされたことがある」71.2%で最も高く、あてはまらない人との差は21.4ポイント。もしかするとセクハラのイヤな経験から、「褒められると下心を疑ってしまう」といったこともありそう。

そして「コミュニケーションが苦手だ」は70.3%と「セクハラ」に次いで高く、あてはまらない人との開きは29.3ポイント。

人間関係を円滑にするツールのひとつである「褒め」も、かなり苦手に感じているようだ。

 

■何が正解かわからない

実際に「褒められたとき返事に困る」という人に、話を聞いてみた。

「元々自分に自信がないので、褒められるとどうしていいのか、わからなくなってしまいます。持ち物などを褒められるのなら『気に入ってるんだ』とか、『どこどこで買ったの』とか、それにまつわる情報を言えばいいのですが、自分自身を褒められると軽くパニック。
女の子同士だと普通の会話で“褒め合う”とかよくあって、そういうの本当に苦手です」(20代・女性)

 

「あんまり否定するのも失礼だし、だからって認めると『調子に乗ってる』と思われることもありますよね。だから正直『どう返すのが、正解なんだ?』って、考えてしまう。そこでできちゃうヘンな“間”も、もうどうしたらいいのか…。
大げさに褒められたりした際、嬉しいと感じるよりも『どう返したらいいのか?』と焦ってしまい、その後にドッと疲れてしまいます」(40代・男性)

 

親しい相手であれば「またまたそんなこと言って、何にも出ないよ」などと、笑いに紛らわすのも定番のひとつだが、目上の人や気心の知れない相手だと、なかなか「正解」がわからないもの。

そこで「褒められ上手」と言われる30代女性・Nさんに、そのコツを聞いたところ。

「私も実は、褒められるのが苦手でした。でも自分の中で、型を作ってみたんです。

 

まずは『ありがとうございます』と、褒めてくれたことへのお礼を言う。そして、行動や仕事ぶりを褒められた際は、控えめに『おかげさまで』と一言添えて、あとはニコニコしています。

 

それ以外では、『○○さんのこういうところが…』と、相手を褒め返すことで大概は乗り切れますね」

 

確かに「返答の型を作っておく」と落ち着くし、具体例もシンプルで汎用性がありそう。褒められて困ったときに、試してみてもらいたい。

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(取材・文/しらべぇ編集部・くはたみほ

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年1月20日~2017年1月22日
対象:全国20代~60代の男女1,400名(有効回答数)