時間や人脈などメリット多数 女子があえて営業職を選択する理由
業界にもよるが、営業職と言えば男性が多い傾向にある。女性が営業職として入社すると、9割以上が男性ということも珍しくはない。
ただ昨今は女性の営業職も増加傾向にあるが、他にも選択があるなかで、なぜあえて男性主流で、きついと言われる営業職を選択をし、継続するメリットは何なのだろうか。
しらべぇ取材班では、その実態を調査した。
■営業職は注目を浴びる
「新卒から営業職です。営業職を最初から志望していた理由は、『人前に出ることが好きだから』です。いろいろなポイントがありますが、会社のイベントで表彰されるのは基本営業職ですし、何かと注目を浴びることができます。
特に女性の営業が少ないので、『女性向けのサービス』ということで仕事をする場合には、私に回ってくる可能性も高いです。営業職最高です」(30代・女性)
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■経営者層に気に入られれば、VIPな集まりに参加も
「営業職といっても幅広いですが、私は問い合わせをいただいたお客様に対して、ご提案に行くというスタイルです。
主な相手は、社長や役員といった経営者層との折衝になります。営業職になったのは、正直たまたまという要素もありますが、クライアントに気に入られれば、接待で高級なお店に行ったり、ホームパーティーに呼ばれたりということもあります。営業職を続けられているのは、そこが理由だったりしますね」(20代・女性)
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■人との出会いも、時間の融通も利く
「営業は一つの通過点として経験しています。正直、お客さんのことを知らずして、物を作ることも、分析することもできないと思っています。
営業のメリットとしては、普段会えない方たちと知り合えること、また移動時間中にいつもは混んでいるスイーツのお店に行けることです。人の面でも時間の面でも、恵まれていると思いますよ」(30代・女性)
女性が営業職であることは、世間的には「大変なのでは」と思われがちだが、当人たちにとってはメリットが沢山あるようだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・松岡佑季)