「不妊治療のお金の話」にネットざわつく『隣の家族は青く見える』
若い人ほど知っておいてほしい「不妊治療助成金の年齢制限」と35歳の壁
■夫婦の対話と迅速な意思決定が大事?
比較的ありがちな落し穴としては、若いうちは高額な「高度生殖医療」を避けて「自然に思われる方法」をチョイスし、助成金の年齢制限を超えてから「高度生殖医療」に移行するケースだ。
「高度生殖医療」を用いても年齢が上がれば上がるほど確率は下がり、「あと1年早ければ」と後悔することにもなりかねない。
妊活夫婦がいつどんな方法を選択するかは、各家庭の自由である。しかし「若くみえるけど35歳」の深キョンが苦悩する姿を見ていると、もし子供が欲しいのであれば、早いうちに夫婦でよく話し合い、迅速に意思決定する大切さを思い知らされる。
https://twitter.com/___umfr/status/959071732366635009
3話感想。
前回で、不妊治療の費用面には触れないのかなって思ってたから、具体的な額面のみならず、助成の年齢制限まで触れてたのは凄くいいなと思った。体力的な意味だけでなく法的救済にも年齢制限があるってこと、若いうちから知っておけたら人生設計違ってくると思う。#隣の家族は青く見える— アユミ (@ayumiyasi) February 2, 2018
卵子凍結も、年齢制限があります。問い合わせをしてからクリニックへいかれてくださいね。#不妊#予防医学#卵巣#不妊治療#妊活 #En女医
— En女医会 (@EnjoyKai) January 23, 2018
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■「妊活を楽しむ」姿勢の大切さ
一方、作中ではなかなか妊娠に至らず落ち込む奈々を、夫の大器がレジャーに誘ったり美味しい夕食を作り、懸命に励ます姿が描かれている。とくに大器が奈々にビールを勧めるくだりの、
「リセットして落ち込むのは当然だけど、気持ちも一回リセットしない? じゃないと、子供できるまで辛いだけだよ。そんな毎日送りたくないでしょ。たまには全部忘れて、ビール飲む」
という言葉には、「妊活を楽しむ」極意が詰まっているように思われる。
妊活パワースポットで遊び、夫婦2人で話し合い、足並みを揃えて努力する。そんな生活に楽しみを見いだすことができれば、仮に思い通りの結果でなくとも燃え尽きず、今後に向けて気持ちをリセットしたり、夫婦の絆を深めることができそうだ。
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(文/しらべぇドラマ班・星子)