奈良市職員のホーム飛び移り動画が炎上中　近鉄は「絶対に止めていただきたい」

■近鉄に調査協力を依頼

この動画を市側が認識したのは、18日の夜。そこから本人を聴取したが、「市職員になってからか、なる前のことなのか思い出せない」と話したという。

そのため、市は、その動画に映っていた、近畿日本鉄道に調査協力を依頼。近鉄の調査により、①本件動画に映り込んでいる特急電車の車体カラーが、リニューアルにより、2015年12月13日以降のものであることが判明。

また、②ホームの太い柱にトイレ表示を設置したのが、2019年3月30日であるとの確認が取れた。このため、この行為の実施時期は、2015年12月13日から2019年3月29日までの間と特定。

関連記事：保育士ら18人が一斉退職騒動　市には匿名通報もあったことが判明

■近鉄奈良駅長に謝罪

当該職員は、2014年4月1日に市役所に入庁しており、採用後に行った行為であることがわかった。人事課は、引き続き詳細な調査を行い、この職員に対する処分を検討する。なお、20日に当該職員及び上司が近鉄奈良駅に赴き、駅長に謝罪を行った。

近鉄本社広報は、この件に関して、「重大な事故につながる恐れがあるので、このような行為は絶対に止めて頂きたい」とコメントした。

・合わせて読みたい→兵庫県明石市がLGBT当事者の専門家職員を募集　弁護士の見解は…

（文／しらべぇ編集部・Sirabee編集部）