冷凍餃子は手抜きか論争に主婦たちが苦悩　「手抜きで何が悪い？」

■「手作りが正義」の考えに苦悩

しらべぇ編集部が1児の子を育てる専業主婦の女性に話を聞くと、「おいしくて早く出るなら別に手抜きでも良いと思う。手抜きで何が悪いんでしょうか。『手作りこそ正義』みたいな感覚はつらいです。もっと夫に理解してほしいです」とコメント。女性が惣菜を食卓に出すと、夫は「惣菜か…」と残念そうに漏らすようで、そのたびに罪悪感を抱えてしまうという。

また、別の女性も「冷凍餃子も作るし惣菜も買うし宅配も頼みます。掃除や洗濯は効率を求めるのに、料理だけ手抜きはダメというのは理解できないです」と話している。

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■過去にはポテサラ論争も…

かつて、惣菜コーナーでポテトサラダを買おうとした子連れの女性が、高齢男性から「母親ならポテトサラダくらい作ったらどうだ」と絡まれていたいう目撃談があり、「ポテサラ論争」としてSNS上で話題になったことも記憶に新しい。

そのときも「手作りは手間がかかって難しい」「惣菜で買ったほうがおいしい」とポテトサラダに注目する声があがっていたが、それ以上に「母親なら」という偏見に疑問をもった人も多いはず。母親に限らず、男女ともに「手抜きをしてはいけない」「手間をかけるべき」という呪縛から開放されることを切に願いたい。

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（取材・文／しらべぇ編集部・二宮 新一）