検索サイトのニュースでトップを飾った雷の写真 隠された撮影者の苦労とは
稲妻が走る空に荒れ狂う海の中、佇む鳥居。圧巻の光景だ。
2021/07/07 14:55
■絶景パワースポットとして有名
豊太郎さんによると、この写真は茨城県東茨城郡大洗町にある『大洗磯前(いそさき)神社』の神磯の鳥居で撮影したものだという。
大洗磯前神社は、太平洋に面した丘の上に鎮座する歴史ある神社。豊太郎さんが撮影した大洗海岸の岩礁に立つ神磯の鳥居は、絶景パワースポットとしても知られている。
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■鳥居は神社発祥の聖地
神磯の鳥居は大洗磯前神社の発祥にかかわる聖地で、856年の12月29日、大己貴命(おおなむちのみこと)と少彦名命(すくなひこなのみこと)という2柱の神様が降り立ったといわれており、鳥居が立っている場所はもともと海の中だったが、1963年に立てられたという。
平安時代、天然痘などの疫病が大流行した際、大己貴命・少彦名命は共に国造りと医薬の祖神であることから、薬師菩薩の力とあわせて難病を救う神仏習合の「大洗磯前薬師菩薩神社」として祀られるようになった。そして明治時代に入ってから大洗磯前神社に名前を変えたそうだ。
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■撮影に秘められた並々ならぬ努力
豊太郎さんの写真は、様々なウェブメディアに取り上げられ、その中にはYahoo!ニュースと関わりが深いメディアも存在したことから、写真がトップに掲載されたのではないかと推測しているそう。一面を飾った際には、「友人たちからもたくさんの連絡を頂きました」とも話していた。
豊太郎さんは今回の写真について、「理想の瞬間を狙うために粘って撮ったので、世に出すまでに沢山の雷を撮影しました」と話し、この写真を撮影する際も「雨に降られて機材が濡れてしまうのが大変でした」とこれまでの苦労を明かした。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)