約8割の家庭で食べられている雑煮の味とは? 地域での違いだけでなく…
雑煮の味はよく話題になるが、地域だけでなく各家庭によっても異なるようだ。
■大阪なのにすましの理由
編集部が話を聞いた30代女性は、「うちは大阪なのに、ずっとおすましの雑煮を食べていました。子供の頃はこれが普通だと思っていたのですが、他の家は白味噌だと知って驚いた記憶があります」と話す。
雑煮の味は親の出身地が影響することが多いようで、「母が関東出身なので、自分が慣れ親しんだ味が我が家の定番になったのでしょう。父がそれほど味にこだわりがない人だったことも、一因だった気がします」と語った。
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■味は夫に合わせたけれど…
大阪出身で、現在は東京で暮らしている40代女性は、「子供の頃から雑煮といえば白味噌だったのですが、夫が関東の人なのでおすましで食べています。今は慣れましたが、最初は物足りないと思っていましたね」と思いを述べた。
さらに、「おすましには角餅を使う地域が多いみたいなのですが、うちは丸餅を使っていて…。雑煮には丸餅との意識があったので、文化が混ざってしまったようです」と続けた。
それぞれの地域の人が結婚して、その家ならではの新しい雑煮も生まれているよう。地域だけでは分類できない、さまざまな雑煮が各家庭に存在するのだろう。
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(取材・文/Sirabee 編集部・ニャック)
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