レジ会計中、約3割が気まずいと思ってしまう「店員の言動」　若い人ほど…

■忘れられない「店員からのひと言」

続いて話を聞いた20代会社員の女性は、「店員に顔を覚えられたくないタイプ」で、スーパーやコンビニなどでは淡々とした対応を望んでいるという。

しかし、実家を出て初めて一人暮らしを始めた頃、「まだ家電が揃っていなかったので、近所のコンビニへ夕飯を買いに行ったとき、ちょうど韓国フェア？　みたいなのをやっていて、ちょっとピリ辛のおにぎりと、ピリ辛の春雨スープを買ったんです。そしたら、白髪交じりの年配の男性店員さんがレジを担当してくれたのですが…」。

「商品をスキャンし終えたら、『辛いのが好きなんだね』と、話しかけられたんです」と振り返る。

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■“まごころ接客”にほろり

これまでなら不快に感じていた接客だが、「ちょっとホームシックになり、心細くなっていた中で、その店員さんの声が本当に優しくて、ふと顔を上げたら、とっても温かい笑顔で接客してくださっていて。なぜか泣きそうになったのを覚えています」と話す。

「それと同時に、これまでも私に親切に接客してくれた店員さんはきっとたくさんいて、そういう人に対して、私は目も合わせずにずっと失礼な態度を取ってきたんだなと思うと、自分の未熟さが恥ずかしくなりました」とも話していた。

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（取材・文／Sirabee 編集部・衣笠 あい）