やりすぎは考えもの… じつは約3割が抵抗感を示している他人のこだわり
良いこともたくさんあるけれど、自分の価値観を他人に押し付けてしまうことは考えもの…。
■耳を疑った親戚の言葉
30代会社員女性のBさんは、古風な家柄だったという、父親の実家にまつわるエピソードを振り返る。
「親戚が集まったときは手巻き寿司をするのが恒例なのですが、あるとき母が体調を崩して父だけ帰省したときに、女手が足りないため寿司の出前をとったことが。そのとき、母が電話口で親戚から言われていたのは『○○さんが来ないから、今回は“手抜き寿司”だよ』」。
「食事をきちんと手作りすることは立派なことだとは思いますが、子供ながらに、モヤモヤと悲しい気持ちになったことを覚えています」と、複雑な思いを明かした。
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■「ポテサラ論争」も話題に
手作りににこだわる、あるいはそれを他人にも押し付けてしまう問題といえば、最近もネット上で“ポテサラ論争”が話題に。
ポテサラ論争とは、スーパーの惣菜コーナーで子供連れの女性がポテトサラダを買おうとしたところ、年配男性が「母親ならポテトサラダくらい作ったらどうだ」と言い放つ現場を目撃したという、ツイッターユーザーの投稿を発端に巻き起こった論争のこと。
インターネット上で様々な意見が飛び交っただけでなく、企業などもこれに反応するなど、日本の現代社会が抱える様々な問題に目を向け、改めて考えさせられるきっかけにもなった。
手作りは良いこともたくさんあるのだが、自分の価値観を他人に押し付けてしまうことは考えものである。
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(文/Sirabee 編集部・衣笠 あい)
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