『孤独のグルメ』で絶賛された「わさび丼」が激ウマ 一方でドラマと違う点も…

静岡・河津町にある食堂「かどや」の名物「わさび丼」。白米好きなら一生に一回食っておくべき味だ。

かどや

伊豆急「河津駅」からバスで30分ほどの場所にある食堂「かどや」。ここは知る人ぞ知る「わさび丼」を提供する人気店だ。見た目からは想像がつかない、その料理の味は…。


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■昼まで営業の食堂「かどや」

かどや

静岡県・河津町の名物といえば河津桜。早咲きの桜として知られ、2月初旬から3月初旬までが開花時期であり、この時期河津の町には一足早い花見のため多くの観光客が訪れている。

この町に訪れたら必ず寄って欲しいのが「かどや」(9時30分~14時、水曜休)。観光名所・河津七滝のすぐそばにあり、とれたてわさびの料理を提供する店だ。


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■『孤独のグルメ』で脚光

かどや

松重豊主演でおなじみのドラマ『孤独のグルメ』(テレビ東京系列)シーズン3(2013年)で店が取り上げられ、松重演じる井之頭五郎が「わさび丼」をウマそうに食らうシーンが話題に。

以降観光客の足が止まず、平日の朝11時、記者が現地に到着するとすでに10組待ちの状況だった。

かどや

手前にはかどやの物販コーナーがあり、生わさびやわさび漬けなどが販売されていたので、それを見ながら約30分時間を潰した。


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■これが「わさび丼」か…!

かどや

いよいよ名前が呼ばれ着席。「わさび丼」(650円)を注文すると、鮫皮おろしと生わさびが渡され、完成までわさびをすりおろして待っているように言われる。周りをみると皆無言でわさびをくるくるさせている。わさびは円を描くようにすると滑らかになるようだ。

かどや

そして5分後、炊きたての白米の上にかつおぶしが山盛りになった丼が運ばれてきた。なんというシンプルなビジュアル。ここに先程のわさびを乗せ、醤油を2周ほど回しかけ、ざっくり丼内を混ぜれば完成だ。


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■クリーミーさと香りの後に…

かどや

白米は宮城県石巻産ひとめぼれを自家製米し、湧水で炊き上げたもの。ふっくらつやつやで、その上でかつおぶしが踊っている。

わさびの辛味は当然あるが、クリーミーさと香りが強調されていて、これまで食べてきた物とは断違いにウマい。醤油だけという味付けが、わさびのウマさを引き立てており、後味にはほのかな甘味も。これは白米好きにはたまらない一品だ。

一緒の添えてあるわさび茎の漬物、わさび味噌、わさび海苔、わさび漬けは味のアクセントになり、どんどん飯が進む。


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■ドラマと異なるポイント

かどや

ドラマでは松重演じる五郎がウマさのため「おかわり」を所望していた。

ぜひそれをマネたいところだが、日々客が殺到しているせいか注文は入店時にまとめてとるシステムになったそうで、「いま追加注文はできないんです」と店員さん。

それを事前に察知していた記者は注文時に100円プラスの「大盛」をオーダー。メニュー表にはない隠しコマンドでありながら、白米の量はおよそ1.5倍とお徳なので、ぜひこの裏技を覚えておいて欲しい。

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(取材・文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤

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