不条理な罰金に抗議!?何があっても自転車レーンから出ない決意をしたサイクリスト
日本では原則として、自転車は車道を走るよう定められているが、欧米では自転車用の「自転車レーン」の普及が進んでいる。
とはいえこの自転車レーンを走っていれば安全かというとそうでもないようで、突然開いた自動車のドアに衝突したり、自転車レーンが丸ごと障害物で塞がれていたりとトラブルも多いよう。
そんな利用者の実態にそぐわない自転車レーンの実情を警察に抗議するため、とあるサイクリストがとった行動とその映像が面白い。
■自転車レーンには危険が一杯?
わざわざ道路に自転車レーンが設けてあるのはサイクリストにとって嬉しいことだが、実際には自転車レーンならではの危険も多いようだ。
中でもサイクリストたちにとって厄介なのが、駐停車中の車が突然ドアを開き、進路を完全に塞いでしまうこと。
これは「Dooring(ドアリング)」と呼ばれ、自転車人口が多いオランダなどの国ではドアリングによる事故が大きな問題になっているのだそう。
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■納得の行かない罰金に抗議
自転車レーンだけを走っていては危険から身を守れないのに、「自転車レーンを走っていなかった」という理由で警察に罰金50ドルを科されてしまったサイクリストの男性。
彼は警察に抗議するため、また「自転車レーンだけを走っていたら如何に危険か」を証明するために、意地でも自転車レーンから出ないで走行することを決意。
障害物があろうと、トラックが駐車していようと構わず突入を敢行。まさに体を張った抗議活動を行ったのだ。
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■レーンを塞ぐパトカーに激突!
警察に自転車レーンから外れないよう注意を受けた男性がその通りにした結果、待っていたのは衝突に次ぐ衝突。さらに最後は自転車レーンを塞ぐような形で駐車していたパトカーに衝突し、見事にオチがついた形になった。
彼は動画のラストでニューヨーク警察に対し「自転車レーンを走行しないサイクリストからではなく、自転車レーンをブロックしている人や車から違反切符を切るべきだ」そして「僕の50ドルを返してくれ」と述べている。
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(取材・文/しらべぇ編集部・びやじま)