彦麻呂が「油田や」と絶賛の一番マグロ 実際食べたら想像を絶する味だった

初競りで1,688万円となった今年の一番マグロ。提供された回転寿司店で食べてみると…。

2022/01/05 16:35


 

■2貫で1,040円のご祝儀価格

211kgのマグロには骨や皮など寿司ネタにできない部分も含まれるため、握り寿司だとおよそ1万貫ほどになるという。そこで単純計算してみると、1貫が1,688円。

一番マグロ

ところが、銀座おのでらでは1人1皿限定ながら、赤身と中トロの2貫セットで1,040円。これはかなりお得と言っていいだろう。


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■ネタの照りがスゴイ

一番マグロ

席について注文すると、まもなく出てきたのが、こちらの一番マグロ2貫。右手前が赤身、左奥が中トロだ。筋がある中トロには、食べやすく包丁が入った江戸前の仕事も。

一番マグロ

シャリは、酒粕からつくられた伝統の赤酢。キリッとした酸味がとくにマグロにはよく合う。赤身と中トロだったため、彦麻呂が評した「マグロの油田」という表現とはちょっと違うが、6日前に釣り上げられてからの熟成が抜群だったためか、香りが凄い。

ネタはキラキラしているほどの照り具合で、ねっとりとしたマグロならではの食感も初体験と言っていいレベルだった。


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■同じ仲卸のマグロと比べてみた

鮨おのでら

一番マグロは1人1皿限定だが、銀座おのでらでは今回の落札でも力を合わせた仲卸・やま幸の本マグロを提供している。そこで比較のために赤身と中トロを注文してみた。

こちらは、「冷凍もの」とのこと。美味い、たしかにおいしいのだが…残念ながら先に食べた生の本マグロ、しかも新年の初競りで「日本一」の評価を受けた一番マグロと比べてしまうと、全くの別物と言っていい。

一番マグロを食べたのは記者も初の体験だったが、これまで食べたことがないレベルの段違いの上物だった。落札したやま幸の山口社長が「6日も止めておいてこの状態のマグロは凄い」と評価するのも納得だ。

こんなマグロを一般人が食べられるのはこうしたイベントくらいのもの。落札額は2年連続の値下がりだったが、来年はまた億を超えるようなシーンが見られるかもしれない。

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(取材・文/Sirabee 編集部・タカハシマコト

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