伊勢谷友介は東京都出身の俳優、映画監督、美術家、実業家。リバースプロジェクト所属・同代表。「Loohcs」発起人。1976年5月29日生まれ。身長179cm、血液型A型。東京藝術大学美術学部修士課程終了。

父親は洋服の仕立て屋で、異母兄にデザイナー・山本寛斎、姪に女優・山本未来がいる。

学生時代、ファッションモデルとしてデビューし、その後は主に俳優として活動。12歳から英語教室に通っていたほか、大学4年生時にはニューヨーク大学に短期留学して映像を学んだこともあり、英語での演技も評価されている。

子供の頃から絵を書くことが好きで、東京藝術大学に現役合格して進学。以後、CM・雑誌、ファッションショーなどに出演、ファッションブランド 「プラダ」のミラノコレクションにも参加。

また同年、『天使の涙』のプロモーション番組 『地球に落ちてきた天使』に、金城武と監督のウォン・カーウァイとともに出演。

1997年に東京藝術大学のメンバー3人で結成したアーティストグループ、『カクト』の活動を開始。

1999年に映画『ワンダフルライフ』で俳優デビュー。

2000年に映画『金髪の草原』で第10回日本映画プロフェッショナル大賞新人奨励賞を受賞。

2003年に初めて監督に挑んだ『カクト』はロッテルダム国際映画祭で上映された。

2008年に「リバース・プロジェクト（Rebirth Project）」の活動を開始。また同年公開映画『ブラインドネス』が第61回カンヌ国際映画祭のオープニング作品に選出され話題となる。

2009年にNHKのスペシャルドラマ『白洲次郎』の三部作に、テレビドラマ初出演。

2010年にNHK大河ドラマ『龍馬伝』の高杉晋作役に抜擢され、第三部より出演。

2011年に人気作を実写化した『あしたのジョー』では力石徹役を演じ、第35回日本アカデミー賞の優秀除染男優賞を受賞。

この作品の役作りのために、3か月以上にもおよぶ過酷なトレーニングを行い、体重を67kgから57kg・体脂肪率を15%から3-4%へ減量して撮影に臨んだ。

同年の東北地方太平洋沖地震（東日本大震災）に際しては自ら「元気玉プロジェクト」と題する復興支援を積極的に行い、その一環として福島第一原子力発電所事故でできなかった福島県相馬郡飯舘村の子供たちの卒園式・卒業式の開催を企画・実施するなどしている。

2015年に和久井健の伝説的アウトロー漫画を原作に映画化され、大ヒットを記録した映画『新宿スワン』に出演。

2017年に宮藤官九郎脚本のテレビドラマ『監獄のお姫さま』で民放の連ドラに初出演を果たす。

2019年にコメディ作品『翔んで埼玉』で第43回日本アカデミー賞の優秀助演男優賞を再び受賞。

2020年9月8日に東京都目黒区碑文谷1丁目の自宅で大麻を所持していたとして、大麻取締法違反の容疑で警視庁に逮捕された。これを受けリバースプロジェクトは取締役CEO名義で「お詫び」を発表した。

9月29日に大麻取締法違反の罪で東京地検により起訴され、同日、伊勢谷の直筆による謝罪コメントが弁護人を通じ発表された。9月30日に保釈が認められ（保証金500万円）、勾留先の警視庁東京湾岸署から保釈された。